2014年05月15日

危機的な人口減少問題 (倉田)

日本の人口は、現在、約1億2700万人です。しかし、人口は年々減少しており、このペースで減少すると、17年後の2030年には1億1700万人、47年後の2060年には8674万人、97年後の2110年には4286万人と推定されています。人口問題は危機的な状況にあるということができます。

人口が減少すると、国の経済成長、財政、年金等に大きな影響があることは、既に現時点でも明らかになっています。少子高齢化が進むと、福祉や年金は、到底持ちこたえることはできません。

人口が減少する一番の原因は、出生率の低下です。なぜこのように年々出生率は低下するのでしょうか。それは、子どもを産んでも育てられる環境にないからです。今どきの女性は結婚しても仕事を持って働くのが普通になりつつありますが、子どもを産んでも保育所が足りないので、働きながら子どもを育てることは難しいのが現実です。

それでは保育所を増やせばいいようなものですが、保育士の不足や保育士の給料の低さなどが原因で保育所は増えず、待機児童は一向に減りません。そうであれば、政府は保育所に経済的援助をして保育所の増加に力を入れるべきですが、議論するばかりで何ら解決策は出されていません。そういう議論をしている間にも出生率は年々低下し、人口はどんどん減っています。

欧米諸国でも一時同じような人口減少問題を抱えていましたが、今ではだいぶ改善され、人口は増加傾向にあると聞いています。日本も一日も早く人口増加に転じる手を打たなければ国力が減退するばかりで日本の未来はありません。危機感を持って緊急に対策を講じる必要があります。

一方では、もはや人口の減少は避けられないとして、外国の労働者の移民を促進して人口増加を図ろうとする動きもみられますが、私は外国人を受け入れることには絶対反対です。外国人労働者を多数受け入れてその弊害に悩んでいる国はたくさんあります。そういう安易な方法はやめて、出生率の増加という本来の方法で人口問題を解決すべきだと私は思っています。

posted by kuraben at 09:37| 倉田弁護士