2014年04月30日

親子の面会交流 (倉田)

両親が離婚(又は別居)した場合に、子どもと同居していない親が子どもと継続的に面会し交流することを「面会交流」と呼んでいます。子どもは父母のどちらにとっても大事ですから、父母のどちらかが子どもを独占して他方の親に会わせないということがあってはなりません。

ところが、現実には、離婚後、子どもを監護(養育)している側の親が、もう一方の親に子どもを面会させるのを拒否する事例が極めて多くみられます。困った問題です。このような場合は、通常は、子どもを監護していない側の親が家庭裁判所に対し面会交流を求めて調停申立を行います。

しかし、もともと夫婦仲が悪くて離婚したのですから両親の間には信頼関係がなく、子どもを取られるのではないかと心配するなど、面会交流の話し合いは難航します。

そこで、最近よく利用されているのが公益社団法人家庭問題情報センターという第三者機関です。英語の頭文字をとってFPIC(エフピック)と呼ばれています。本部は東京ですが、広島ファミリー相談室(支部)があります(電話082−246−7520)。

FPICに依頼すると、両親の間に立って面会交流の付添いや子どもの受け渡しの仲介をしてくれます。親同士が顔を会わせたくない場合は、そのように工夫することもしています。

面会交流は子どもの健全な育成にとって大事なことであり、アメリカやヨーロッパでは広く行われています。日本でももっと理解が深まり親子の面会交流が容易にできるようになることを願っています。

posted by kuraben at 16:44| 倉田弁護士