2012年12月03日

外国人の名前の呼び方 (倉田)

ご存知のとおり、中国では習近平さんが新しい総書記に就任しました。「習近平」は中国では「シーチンピン」と発音します。

ところが、NHKのアナウンサーは日本語読みで「しゅうきんぺい」と言っています。一方、新聞の方はどうかというと、振り仮名は新聞によって異なり、読売新聞は「シーチンピン」と原語名で振り仮名をつけていますが、中国新聞などの地方紙は「しゅうきんぺい」と日本語読みで振り仮名をつけています。

私は、このようにマスコミによって個人名の読み方が違うのはおかしいと思います。本来、人の名前は固有名詞ですから、読み方は一つでなくてはならないはずであり、外国人の名前はその人の国で呼ばれている名前のとおり日本でも報道すべきです。「習近平」は日本語では「しゅうきんぺい」と読むからといって、ニュースを読むときに「しゅうきんぺい」と発音したり、新聞にもそのように振り仮名をつけるなどは個人の尊厳を傷つける失礼な行為でもあり、もってのほかと言わざるをえません。

もう一つ不思議なのは、韓国人の名前の呼び方です。例えば、韓国の大統領の李明博さんの名前は、日本語読みでは「り・めいはく」となるはずですが、NHKも新聞も韓国読みで「イ・ミョンバク」となっています。中国人の習近平さんを日本語読みで「しゅうきんぺい」と言うのであれば、韓国人の李明博さんも日本語読みで「り・めいはく」と言うのでなければ一貫性がありません。

マスコミは中国人と韓国人でなぜこのような区別をするのでしょうか。私はどうしても納得がいきません。
posted by kuraben at 14:04| 倉田弁護士