2012年11月21日

河川争奪 (井上)

 11月のとある日曜日に、家族でドライブに出かけ、途中、島根県の吉賀町にある高津川源流の水源公園に立ち寄りました。

 高津川は日本海に注ぐ清流で、日本でも数少ないダムのない美しい川として知られていますが、その水源は、大蛇が池という小さな池の湧水でした。

 私は恥ずかしながら、「河川争奪」という地学の言葉を初めて知り、そしてこの高津川の源流部が日本でも有名な「河川争奪」の実例なのだということも知りました。

 ご存じの方も多いと思うのですが、河川争奪とは、地形変化や河川による土壌浸食の影響などによって、ある河川の支流が別の河川の支流に文字通り奪われてしまう現象です。 

 高津川の場合、現在の水源よりもっと上流域にも川が流れていたのですが、それが山口県の岩国市を流れる錦川の支流に盗られてしまった形になっているらしいのです。

 河川「争奪」という直接的なネーミングが刺激的なのと、悠久の年月をかけた地形変化に対するロマンが感じられて、何か得をした気分になりました。
posted by kuraben at 17:16| 井上弁護士