2012年11月19日

衆議院の解散 (倉田)

11月16日、野田総理大臣は衆議院を解散しました。野党の自民党からは早期解散を強く迫られ、一方では与党の民主党からは早期解散に公然と反対され、野田さんは一体どうするのだろうと思っていたのですが、こんなに突然、伝家の宝刀を抜くとは予想しませんでした。

しかし、さすがは野田さんだなと思いました。決断力と実行力があります。私だったら野党と与党の板挟みになって思い悩み、最後は辞任に追い込まれていたかも知れません。

これまでの世論調査をみると、野田内閣を支持しない理由として「実行力がないから」という声が多かったのですが、私は野田さんは実行力のある人だと思っていました。なぜかというと、あれだけ民主党内でも反対論の強かった消費税の増税を苦労しながらでもやり遂げたからです。また、これも反対論の強いTPPについても、反対論を押さえて交渉参加に踏み切りました。のみならず、TPPを衆議院選挙の公約にするとまで言っています。

一国のリーダーたる者は、たとえ世論の反対が強くても、国の将来のために必要だと思うことは敢然と実行すべきです。消費税の増税は、3年前の選挙のときに民主党のマニフェストには書いてなかったし、国民に大きな痛みを与える施策ではありますが、1000兆円にも迫る国と地方の借金を子や孫に残さないためには、どうしても避けては通れない道です。

今後の衆議院選挙でどの政党が政権をとるかは分かりませんが、どの政党が与党になろうとも、目先の党利党略に走るのではなく、大局的見地から真に国家の利益になる政治を行ってもらいたいと思います。
posted by kuraben at 10:57| 倉田弁護士