2011年09月16日

野田政権スタート (倉田)

野田政権がスタートしました。民主党の代表選挙前の評判では、国民の人気は前原さんに大きく負けていたのですが、代表選挙ではみごと逆転勝利しました。総理大臣になってからの演説を聴くと、なかなかどっしりとした安定感のある、信頼できそうな政治家という感じがします。世論調査でも60%位の高い支持率であり、出だしは好調のようです。今のところ、私も野田さんを支持しています。

野田さんのどこがいいかというと、野田さんは日本の財政再建に意欲を示しているところです。日本の財政赤字は先進国で最悪です。日本の国債発行残高は約670兆円にもなります。地方と合わせた長期債務残高は約900兆円に上ります。財政危機に陥ったギリシャに比べてもはるかに深刻です。

このまま毎年、国債を発行し続ければ、日本は確実に破産します。破産しないまでも、子孫に大きな借金を残し、子孫が大変に苦しみます。そのような無責任なことは絶対避けなくてはなりません。そのためには、消費税の引き上げなどの増税も必要です。

ところが、ほとんどの政治家は、増税を口にすると国民の人気が落ちると心配し、増税には反対します。先日の民主党代表選挙でも、野田さん以外はみんな増税に反対し、聞こえのよい人気取りの政策ばかり主張していました。

しかし、野田さんは違っていました。票が減るのを覚悟で財政再建と増税の必要性を訴えていました。これはなかなか先見性のある芯の強い政治家だと思いました。

もちろん、まず徹底的に無駄を省き、歳出を削ることが重要ですが、それでも財源が不足するときは、安易に国債発行に頼るのではなく、増税して借金を減らすべきです。

野田さんの今後の手腕を静かに見守りたいと思っています。
posted by kuraben at 09:56| 倉田弁護士