2011年05月30日

マスメディアについて (井上)

新聞、テレビといった大手メディアのニュースやその解説は、政府や役所、大企業の記者発表の無批判な垂れ流しで、マスメディアに求められる独自の検証や権力に対する批判精神が欠如しているという声をよく聞きます。

今回の震災での一連の原発事故の報道などはまさにその例だというのでしょう。

しかし、マスコミにとって情報提供者やスポンサーは敵に回せない存在で、ジャーナリスト精神だけでは成り立たないのはある意味仕方がない面があります。

嘘か本当か知りませんが、役所に批判的な記事を書いた記者が、その次から取材のための出入りが禁止されたとかいう話はよく聞く話ですし、今回の電力会社の原発対応や昨年の大自動車会社の海外でのリコール問題に関する報道を見ていると、マスコミが及び腰なのを何となく感じるところです。

私は、このような取材先とマスコミとの関係を批判するよりは、多様なメディアが発展・普及して、大手メディアの横一線の報道・解説とは別の情報が広く世の中に存在することが大切なのだと考えています。

例えば、週刊誌、インターネットメディアといったものがもっと認知されるべきだと思っています。

内容が胡散臭い、人権に配慮しない等、ネガティブな評価もありますが、大手マスコミとは違った、時に過激な論説が世の中にきちんと存在することが健全なのだと思うのです。

そう考えるようになってからは、出張の際には必ず電車の中で週刊誌を読むようになり、、また、普段からインターネットの政治記事や政治問題に関するいろいろなブログを見るようになりました。

世の中を斜めからばかり見るのはいかがかと思いながらも、テレビや新聞の情報を疑ってみるのも結構楽しいと感じています。




posted by kuraben at 20:04| 井上弁護士