2011年04月24日

公設事務所 (井上)

今から約1ヶ月前、私の広島弁護士会の役員としての任期のほぼ最後にあたる3月30日の日に弁護士会の用事で岡山県の真庭市に行ってきました。

これまで法律事務所の存在しなかった真庭市に日本弁護士連合会が経済的に援助して出来た公設の法律事務所(ひまわり基金法律事務所)の開所式に参加するためでした。

初代の事務所長として赴任される弁護士が広島弁護士会の先生だったので、所用のあった広島弁護士会会長に代わり、私が広島弁護士会としてお祝いを述べる役目でした。

ひまわり基金法律事務所は、日本弁護士連合会が資金を投じて弁護士が常駐しない地域に法律事務所を開設しているもので、1990年代後半から日本弁護士連合会が行ってきた弁護士過疎問題の解消の取組みの1つで、広島県にも三次市にひまわり基金法律事務所があります。

また、日弁連以外でも、広島弁護士会や岡山弁護士会には弁護士会が支援して設立運営されている公設事務所があり、同じく、弁護士過疎地域に法律事務所(支所)を開設しています(広島弁護士会内では昨年12月に大竹市に公設事務所支所ができました。)。

公設事務所以外にも、弁護士の少ない地域で事務所開業する弁護士を経済的に支援する制度がいくつかあって、それらの制度を利用して弁護士が個人事務所を開設されるケースもあります。

弁護士みんなが拠出する会費の中からお金を投じて、弁護士のいない地域の司法サービスを充実させようとするこれらの試みは、大変誇らしいものだと思っています。

私のような末端の会員でも、公設事務所などの弁護士過疎地域に進出した法律事務所がその地域の人々のお役に立って喜ばれることを祈らずにはいられません。

弁護士会については、弁護士業界の利益擁護をするばかりの団体だと思われている方もおられるかもしれませんが、こういう地道な取組みをしていることも是非知っていただきたいものだと思っています。
posted by kuraben at 17:54| 井上弁護士