2009年12月07日

交通事故による後遺障害の慰謝料はいくらか (倉田)

交通事故で傷害を受けると、重症の場合は後遺障害が残るのが通常です。一口に後遺障害といっても一様ではなく、いろいろと程度に差があります。後遺障害は症状により1級から14級まで分類されており、自賠責保険の調査事務所が審査して決めます。

例をあげると、最も重い1級は、重度の高次脳機能障害、植物状態の人、などがこれにあたります。これに対し、最も軽い14級は、むち打ち症、軽度の難聴、などがこれにあたります。

後遺障害が残ると、被害者は加害者に対し、慰謝料、仕事上の損害、介護費などの損害賠償請求をすることができます。中でも、よく弁護士が相談を受けるのが慰謝料の相場です。
しかし、後遺障害の症状は人によって千差万別ですから、一律に慰謝料を決めるわけにもいかず、訴訟ではいつも論争になるところです。

とはいえ、何の目安もなく議論することもできないので、弁護士会では過去の判例を整理して、等級ごとに標準額を決めて公表しています。それは次のようになっています。
 1級・2800万円  2級・2370万円 3級・1990万円
 4級・1670万円  5級・1400万円 6級・1180万円
 7級・1000万円  8級・830万円  9級・690万円
 10級・550万円  11級・420万円 12級・290万円
 13級・180万円  14級・110万円

訴訟の場合の標準額は以上のようになっていますが、高いと思われますか、低いと思われますか。なお、示談の場合はこれよりも低めになるのが通常です。
このほか、死亡の場合の慰謝料も論争になりますが、これは別の機会にご紹介します。
posted by kuraben at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 倉田弁護士
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