2009年11月19日

交通事故の過失割合の判定

私の事務所では交通事故を多く扱っていますが、ほとんどの事故で問題になるのが事故当事者の過失の有無と割合です。車の追突事故などは、追突した側が100%悪いということで片付きますが、交差点内での事故などは、100対0ということはほとんどなく、常に過失の有無や割合が論争になります。

信号のある交差点では、車でも歩行者でも、信号を無視した方が悪いのは当然であり、争いにはならないはずと思われるかも知れませんが、実は、お互いが「自分の方が青だった」と主張して譲らないことが多くあります。目撃証人がいればよいのですが、第三者が誰も見ていなかったときは、どちらの言うことが真実なのか分かりません。

そのような場合は裁判になりますが、裁判官も神様ではないので、どちらの主張が正しいのか判断に困ります。このような場合、どうなると思いますか。

結論から言うと、法律では原告(損害賠償請求する側)に立証責任が課せられており、自分(原告)の方が青だったということを立証しない限り、相手方に損害賠償は請求できないことになっています。したがって、赤か青か最後まで分からなかった場合は、原告の敗訴となります。

信号でこのような悔しい思いをしないためには、車にドライブレコーダーを装備しておくことをお勧めします(私もつけています)。ドライブレコーダーを車の正面に取り付けておくと、運転状況を録画することができます。タクシー会社の中には、全車にこれをつけているところもあり、事故の時に助かるのみならず、運転手が日頃無茶な運転をしていないかを会社がチェックするのにも役立っています。
posted by kuraben at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 倉田弁護士
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