2016年12月27日

出生数100万人割れ (倉田)

厚生労働省の発表によると、今年生まれた子供の人数は98万1000人となり、初めて100万人を割込んだということです。出生数は、第2次ベビーブーム(昭和46年〜昭和49年)で200万人を超えた後は、減少が続いていました。

政府は「希望出生率1.8」を揚げ、保育所の増加対策などに取り組んではいますが、何の効果も出ていません。国立人口問題研究所によると、男性も女性も結婚しない人が増え、平成20年の統計では、生涯未婚率が男性20.14%、女性10.61%となっています。この傾向は今後も進み続けると推計されています。

若者が結婚しない最大の原因は所得の格差だと思います。結婚適齢期になっても所得が少ないので結婚できないのです。先日テレビを観ていたら、非正規労働者の割合は確か40%位と言っていたので驚きました。これでは結婚できないのは当然です。安部首相は「労一労働同一賃金」を実施すると言っていますが、経済界の反対にあって実現しそうにありません。

一方で、政府が12月22日閣議決定した来年度予算案は97兆4547億円になり、5年連続で過去最大を更新しました。国債(借金)は歳入全体の35.3%を占めています。このように年々借金は増加していますが、この借金は私たちの子孫が払うことになります。しかし、出生数は毎年減っているのに子孫が借金を払えるとは思えません。この国の将来は一体どうなるのか、とても心配です。
posted by kuraben at 10:31| 倉田弁護士