2016年06月06日

しつけか虐待か (倉田)

北海道で行方不明になっていた小学2年生の男の子が6日ぶりに保護されました。この出来事は国外でもニュースになりました。とにかく無事で発見されてよかったです。

この事件は、家族で遊びに行った山の中の公園で、男の子が人や車に石を投げたことに怒った父親が、しつけのためにちょっと怖い思いをさせようと思って、男の子を置き去りにし、5分くらいして戻ったところ、男の子が行方不明になっていたというものです。

この事件については、ほとんどの人が父親の行為を強く非難しています。私も非難されて当然だと思います。現場付近は大変寒く、行方不明中は最低気温が10度未満になる日もあるほど冷え込み、時々雨も降る過酷な状況にありました。最大200人態勢で毎日捜索を続けましたが何の手掛かりもなく、悲愴感が漂っていました。見つかったのは全くの偶然であり、自衛隊員が雨宿りのために普段は使わない演習場内の建物に入ったところ、空腹と寒さに耐えていた男の子がいたというものです。
父親は「まさか、このようなことになるとは思いませんでした。深く反省しています」と述べたということです。

ところで、父親は法律上の処罰があるのでしょうか。
一応、刑法上は要保護者遺棄という罪に該当します。しかし、父親は男の子を遺棄するつもりがあったわけではなく、5分後に様子を見に現場に帰っているので、遺棄したとみなすことはできないでしょう。
したがって、刑事処分は受けないと思います。

この事件は「しつけ」の一環だったとみることもできるし、「虐待」だったとみることもでき、判断が難しいところですが、私は「しつけ」の方法としては行きすぎだったが、父親は5分後に戻っているので「虐待」ではなかったと思っています。しかし、結果が重大だっただけに、親としては大いに反省しなければなりません。

ところで、梅雨時期になったので、今年もサツマイモを植えました。ナスとキュウリはぼつぼつ収穫できるようになりました。この写真は現在の畑の状態です。
(写真をクリックすると拡大します)

H28 サツマイモ.jpg
posted by kuraben at 15:21| 倉田弁護士