2016年03月14日

かわいそうな中3男子の自殺 (倉田)

広島県府中町の中学3年の男子生徒が、1年の時に万引きしたとの誤った記録を基に、学校から進路指導で志望校への学校推薦を出せないと告げられて自殺したという事件がありました。本当に残念な出来事であり、私は学校に対する怒りで一杯です。

非行記録は別の生徒の万引きだったのに、学校が人間違いをしていたということも当然許せませんが、この生徒は学業成績もよく明るくまじめな生徒で、仲間の評判もよかったというのに、1年の時の小さな非行歴を持ち出して志望校への推薦をしないという学校は考え方が間違っています。

思春期の子供は間違いを犯しながら成長していくのであり、仮に1度の間違いがあったとしても、その後に反省してまじめになっているのであれば、志望校への推薦を拒否すべきではありません。それが学校教育というものです。

子供は失敗しながら成長します。1度の非行ですべてを奪うのではなく、成長した現在の姿を評価すべきです。子供を失った親の気持ちを思うと気の毒でなりません。この事件はNHKの全国ニュースにもなりました。二度とこのようなことがないことを願っています。
posted by kuraben at 10:15| 倉田弁護士