2015年11月17日

夫婦同姓は憲法違反か? (倉田)

民法750条は「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」と定めています。このため、男女は婚姻する際、どちらかの姓を選ばなくてはなりません。

厚生労働省の調査によると、平成25年に婚姻した夫婦のうち、96%の夫婦が夫の姓を名乗ったとのことです。しかし、その裏には女性の大きな不満があります。平成24年の世論調査によると、夫婦同姓を容認する人の割合は35%であるのに対し、反対する人の割合は36%にもなっています。

夫婦同姓に反対する側は女性が多く、婚姻した場合に職場で姓を変えなければならない不便さや精神的苦痛を訴えています。

そこで、この問題は訴訟になっており、原告は、個人の尊厳と両性の平等を定めた憲法に違反すると主張しています。

私も夫婦同姓の民法の規定は憲法違反であると考えており、希望する夫婦は婚姻後もそれぞれの姓を名乗れる「選択的夫婦別姓制度」が導入されるべきであると思います。

年内にも最高裁判所の判決が出る見込みであり、その結果が注目されます。

posted by kuraben at 13:05| 倉田弁護士