2014年09月26日

調査捕鯨 (倉田)

日本が南極海で「調査捕鯨」と称して鯨(クジラ)を多数捕獲していることについて、ニュージーランドなど反捕鯨国から批判が高まっています。国際司法裁判所も日本の調査捕鯨の現状は問題があるとして、南極海での調査捕鯨について停止を命じました。

私も日本の「調査捕鯨」は行き過ぎだと思っています。日本は、「鯨の資源管理を行っていく上で、科学的なデータの収集が必要不可欠だ」と主張しているのですが、「調査」にしてはあまりにも捕獲数が多すぎます。日本の従来の計画は、最大935頭を捕獲するというものでした。

鯨の生態を調べるのに、それほどの数を捕獲する必要があるとはとても思えません。鯨の数を調べるのであれば捕獲せずとも泳いでいる鯨を船の上から数えれば足りるし、胃の内容物を調べるのであればサンプルとして必要最小限の数を捕獲すれば足りるはずです。935頭も捕獲する必要はないはずです。

しかも、捕獲した鯨は全国の店で売られ、商業ルートに乗っています。これでは、世界各国から「日本は商業捕鯨をしている」と批判されてもやむをえないと思います。

去る9月18日の国際捕鯨委員会で、日本が計画している来年からの南極海での捕鯨再開を延期するよう求める決議がされました。しかし、日本は、「日本は国際法には違反していない。決議は法的拘束力がない」として、捕獲数を少しだけ減らした形で再開する方針です。けれども、このようなことをしていては日本という国が世界の信頼を失うだけだと心配しています。

ところで、今年も裏の畑にきれいな彼岸花が咲きました。
(写真をクリックすると拡大します)

〇彼岸花.jpg

posted by kuraben at 14:57| 倉田弁護士