2021年08月17日

金メダルの恩返し

8月15日の新聞に、オリンピックに関連し次のような記事が載っていました。

8月4日に行われた男子110m障害の準決勝に出場するため、ジャマイカのハンスル・パーチメント選手(31歳)は選手村から国立競技場へ向かうためバスに乗りました。
ところが、同選手は誤って臨海部の会場行きのバスに乗り臨海部の会場に到着しました。しかし、臨海部からバスで国立競技場に向かうには、もう一度選手村に戻らなければならず、ウォーミングアップの時間が取れなくなりそうでした。

大変慌てた同選手は、臨海部にいた女性スタッフに助けを求めたところ、女性はすぐに手持ちのお金を渡してくれ、タクシーで国立競技場に向かうことができました。そのお陰で、ウォーミングアップに十分な時間を確保することができ、準決勝を2着で突破しました。翌日の決勝では自己ベストの13秒04をマークして、初優勝を飾ることができました。

金メダルを取った後、同選手は女性にお礼を言うため再び臨海部の会場を訪れ、金メダルを差し出して「あなたのお陰で、決勝に進めました」と感謝を伝えました。そして、驚いた様子の女性にジャマイカのシャツをプレゼントし、お金も返しました。

普通なら、この話は美談としてここで終わるところです。しかし、この話は同選手が投稿した動画が拡散され、ジャマイカのホルメス首相も自分のSNSで共有しました。さらに、同国の観光省は10日、公式フェイスブックで、「政府を代表して女性を公式に招待した」と発表しました。観光省は現地の新聞の取材に対し、「彼女が世界のどこにいようとも、私たちは自分たちの仲間に示された親切に報いたい」と語りました。

日本人が親切であるということは、日本を訪れた外国人のほとんどが感じていると言われていますが、今回の記事を見て、私は改めて日本人の親切心を誇りに思いました。

posted by kuraben at 17:09| 倉田弁護士